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その痒み、何が原因!?
急に手足が痒くなる・赤く腫れているなどの症状がでたら、ノミやダニといった吸血衛生害虫が原因かもしれません。目視では虫そのものを確認するのが難しいケースもありますが、刺された跡や刺されやすい箇所が違い、患部の状態や症状によって、どの虫が原因なのか見極めることも可能です。被害の症例別に、どの虫が原因なのかご紹介いたします。家の中にどんな虫がいるのか確認してみましょう。
衛生害虫の被害例と見分け方
害虫類のなかでも人やペット、家畜の血を吸うものを吸血衛生害虫と呼びます。血を吸う害虫に皮膚組織を食われた場合、吸血跡は痒みや傷みを伴い、皮膚がぷっくりと腫れたり、ニキビのようなブツブツの状態になります。痒みに耐えきれず、掻きむしって擦り傷ができてしまうこともありますし、症状が治まったとしても傷跡が残ることもあります。まずは、いち早く状況を把握できるように、身近な吸血衛生害虫であるダニ・ノミ・南京虫について、噛まれた時の噛み跡や痒みの特徴について詳しくみていきましょう。
ダニ
【噛み跡の特徴】
太ももや腕の内側、お腹周りなど、衣服に隠れている部分が噛まれていたらダニの可能性が高いです。1箇所だけではなく2箇所、3箇所など複数箇所連続で噛まれ、噛まれた箇所のみが赤く腫れます。また、皮膚の柔らかい場所がさされやすいことも特徴です。
【痒みの特徴】
ダニに噛まれた場合の痒みは、1日、2日では治まりません。最悪、1週間ほどずっと痒い状態が続き、小さくぷっつんと吸血痕が残りやすいのが特徴です。
ノミ
【噛み跡の特徴】
ノミは、ダニと対照的に主に露出している膝から下、腕に被害が集中します。また、ノミは飛びながら移動するため、噛まれた形跡はポツポツとまばらになりがちです。膝下、足首などに集中して虫に刺された痕が何箇所もある場合にはノミを疑った方がいいでしょう。
【痒みの特徴】
ノミに噛まれると、数時間後にかゆくなります。そして、他の害虫とは比べ物にならないほどの強い痒みは最低1週間、長いと1ヶ月以上続くことがあります。
南京虫
【噛み跡の特徴】
南京虫は、ダニやノミと大きく異なり、刺し口が2つと言われていますが、実際には1つであることが多いです。室内の至るところを生息場所としており、血糞跡があれば南京虫の生息場所である印です。
【痒みの特徴】
人の体全身を噛むことがありますので、全身にかゆみがある場合には南京虫に噛まれた可能性が高いです。噛まれた当日よりも、2日目以降に激しい痒みが生じます。
その他
【蚊の特徴】
虫刺され被害の代表とも言えるのが蚊です。蚊に刺されたら痒くなるというのは、ほとんどの方が経験されていることでしょう。蚊に刺された時も刺し傷は赤く腫れます。
【ムカデの特徴】
黒褐色なムカデを見るとゾワゾワと寒気がするという方は多いでしょう。ムカデに噛まれると、腫れと激痛の症状がでます。痛い状態が治まらないようなら早急に医師の診察を受ける必要があります。
一見同じに見えても、害虫によって噛み跡や痒みに違いがあります。もちろん、判断が付かない噛み跡や痒みもありますので、一度医師の診断を行い、害虫の種類や発生原因の究明を行うことも重要です。吸血衛生害虫には雑菌やばい菌が含まれていることもあり、感染症のリスクもありますので、慎重に対処をすることをお勧めいたします。
虫食いと間違われやすい症状
虫に噛まれる以外にも、紅色丘疹などのかゆくない腫れや痛痒い・ぞわぞわするなど発しんの症状が出ます。特に、じんましんと湿疹は虫に噛まれたと間違えやすいので注意しましょう。
じんましん
蛾など昆虫類、植物に触れた時に出るアレルギー反応のことを言います。みみず腫れのように腫れて痒くなるものの、数時間で治まることがほとんどです。
湿疹かゆみ
金属や洗剤など身の回りの物が原因となり、部分的に痒みを伴った赤いプツプツがでます。
じんましんや湿疹は、アレルギーの原因となる物質に触れて皮膚がかぶれてしまうことです。また、頭皮や足裏などに痒みがある場合には、カビが原因となっていることも考えられます。虫に噛まれた傷口跡がなければ、アレルギーやカビを疑ってみましょう。
ぶり返すかゆみや腫れなど刺咬被害をもたらす衛生害虫ですが、刺咬箇所の状態や痒みの違いを知ることで対策をすることができます。中には、簡単に姿を見つけられる害虫もいますが、見る方法が難しい害虫もいます。衛生害虫の駆除を行っている業者であれば、相談者の被害の模様から原因となっている害虫の特定や適切な駆除・対策をしてくれます。害虫が原因で痒みや腫れといった症状にお困りでしたら、解決のために衛生害虫駆除の業者利用を候補に入れてみてはいかがでしょうか。