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ソファーにいるダニなどを徹底して駆除!害虫にもう悩まされない対策

ソファーにいるダニなどを徹底して駆除!害虫にもう悩まされない対策

 

「ダニ」「ノミ」「トコジラミ」は一度繁殖してしまうと、室内のいたるところで繁殖してしまいます。そのため、繁殖しそうなところはできる限り対策をしておきたいものです。その中でもソファーは一度害虫が繁殖してしまうと、とんでもないことになってしまいます。

 

ではなぜソファーの駆除は大変なのでしょうか。そして、害虫の徹底した駆除の中にソファーは重要なのでしょうか。

 

害虫に悩まされない部屋づくりをするためにも、今回はソファーの害虫駆除や防止方法についてご紹介させていただきます。

 

 

 

目次

 

ソファーにはダニなどの害虫がいっぱいいるのは本当?

ダニなどの害虫が潜んでいるところといえば、一般的にはベッドやカーペットといった起毛のある家具といったイメージでしょう。

 

そんな場所以外に、ソファーにもたくさんの害虫が潜んでいるのはご存知でしょうか。まずはソファーに対する害虫について、ご説明いたします。

 

 

ソファーに潜む害虫たち

ソファーに潜む主な害虫は、「ダニ」「ノミ」「トコジラミ」です。それぞれの害虫についての特徴は、以下のとおりになります。

 

 

● ダニ

ソファーに最も潜みやすい害虫です。体長はとても小さく、種類によっては、目にほぼ見えないので、繁殖していることに気づきにくいです。

 

室内に生息するダニの主な種類は、「ヒョウヒダニ(別名チリダニ)」「コナダニ」「ツメダニ」「イエダニ」「マダニ」です。ダニの中でもヒョウヒダニは、カーペットや畳、布団などに繁殖しやすく、ソファーにも繁殖します。ヒョウヒダニ以外ですと、ヒョウヒダニを餌とするツメダニもソファーに繁殖します。

 

ツメダニは稀に人を刺しますし、ヒョウヒダニは死骸や糞が原因でアレルギーを引き起こす場合がありますので、注意が必要です。

 

 

● ノミ

「イヌノミ」や「ネコノミ」が主に室内で繁殖するノミで、人よりも犬や猫といったペットが原因で繁殖する場合が多いです。目に見える大きさで、繁殖力や跳躍力が高いのが特徴です。

 

また、犬や猫に繁殖しやすいだけで、人にも移って、場合によっては刺してきますので注意が必要です。

 

 

● トコジラミ(ナンキンムシ)

戦後以降数が減っていたのですが、近年海外から渡って繁殖し、増殖しているのがトコジラミです。別名で南京虫(ナンキンムシ)とも呼ばれています。

 

トコジラミは床や畳、カーペットなどのわずかな隙間に生息します。もちろんソファーの隙間も例外ではありません。トコジラミの活動時間は夜で繁殖力はとても強いです。また、血液を栄養素にしているので、幼虫から成虫まで構わず人を刺し、吸血をしていきます。

 

 

ソファーの害虫がなかなか減らない理由

ソファーはカーペットや布団と違い、一度害虫が生息するとなかなか駆除ができません。その理由としては以下のことがあげられます。

 

・ソファーは分厚く、駆除しようとすると中に逃げてしまう。

・害虫がソファーの深いところに潜み、繁殖してしまう。

・ソファーは丸洗いがしにくく、またサイズ大きいので害虫対策がしにくい。

 

 

間違った害虫対策をおこなっていないか

ソファーの害虫駆除がうまく進まない理由のひとつに「間違った害虫対策」もあります。普段おこなっている害虫対策が、実はソファーでは正解ではない場合があるのです。

 

害虫対策としておこないがちな方法は、以下のとおりです。

 

 

● 天日干し

熱や紫外線によってソファーの害虫駆除ができるように思えるのですが、実は表面だけ高温になっており、内部はあまり変化がないので、害虫が深くに潜んでいってしまいます。効果が薄いうえ、駆除が大変になってしまいます。

 

● 掃除機で吸い取る

掃除機でダニを吸い取る場合、害虫の死骸や抜け殻、糞は吸い取れるのですが、害虫自体はしがみついていたり、深くに逃げるので、掃除機で吸い取るのは非常に難しいでしょう。

 

● 水洗濯

水洗濯も掃除機と同じで害虫の死骸や抜け殻、糞までは洗い流せますが、害虫本体は内部に潜んで難を逃れてしまいます。駆除としての効果は薄いです。

 

 

 

ソファーにいる害虫を徹底駆除しましょう

ソファーにいる害虫を徹底駆除しましょう

 

害虫駆除が難しいソファーの徹底駆除の方法はどのようなものなのでしょうか。駆除をするにはまず、深くに潜んでいる害虫を表に出すことが必要になってきます。

 

ダニやノミ、トコジラミは夜に行動する種類が多いです。そこを利用して部屋を暗くしてそれらの害虫を活動的にし、表にだしましょう。ソファーの害虫駆除のコツはこの「害虫を油断させる」ことが、非常に重要になってきます。

 

 

【くん煙剤】室内の害虫もまとめて退治

くん煙剤と呼ばれる殺虫効果のある煙を、部屋中に充満させて駆除する方法です。市販で売っていますので容易に入手できますし、作業も簡単です。

 

また煙が部屋のすみずみまで充満しますので、徹底した駆除をおこなうことが可能です。くん煙剤の種類によってはダニやノミ、トコジラミ以外の害虫にも効き目があるものもあります。

 

使用上の注意事項としまして、ペットや幼児、高齢者の健康を害してしまう恐れがあるので、使用後は十分な換気を必要とします。

 

また、熱帯魚などを飼っている水槽にくん煙剤の煙が入ってしまうと、水槽の水に溶けてしまい、水槽の中の熱帯魚などが死亡する場合もあります。

 

 

【スプレータイプ】ピンポイントで手軽に駆除

害虫の繁殖している場所が分かるのであれば、市販で購入できるスプレータイプの殺虫剤を使用する手段もあります。

 

害虫を駆除したいところにスプレーを吹きかける方法ですので、赤ちゃんやペット、高齢者がいるご家庭でも安全に駆除ができます。

 

スプレータイプの殺虫効力は低めで、広範囲にまき散らすのには向いていません。徹底した駆除をおこなう場合は、ほかの駆除方法と組み合わせるのがよいでしょう。

 

 

【冷却・高熱】手軽に薬剤不使用で駆除

室内で生息する害虫は高温や低温といった気温の変化に弱いです。ダニは特に高温に弱いです。そこを利用して、ソファーにスチームアイロンをかけるのも有効な駆除の手段になります。

 

スチームアイロンで駆除を試みる場合は部屋を暗くして、必ず害虫を表に出してからおこないましょう。駆除の効果が激減してしまいます。

 

また、ソファーを覆う布等は業務用のコインランドリーで洗濯・乾燥をすると、効果的に害虫駆除ができるでしょう。

 

 

駆除後は掃除機を使って死骸などをしっかり除去!

ソファーに繁殖している害虫を駆除したあとは、必ず掃除機で吸引してください。ソファーに付着している害虫の死骸や糞などが原因で、アレルギーを引き起こす可能性があります。また、ダニの中にはダニの死骸を栄養にするのもおり、再繁殖の原因にもなりかねません。

 

駆除後の掃除機でのていねいな吸引までしてこそ、ソファーの害虫駆除作業は完了するのです。

 

 

 

駆除後の予防で被害を抑えることができます

駆除後の予防で被害を抑えることができます

 

ソファーやクッションに潜む害虫は、完全に駆除をしたと思っても実は深くに潜んでおり、また活動する場合が多いです。そのためソファーの害虫駆除をするのは、できれば週1回くらいはおこなうのが理想でしょう。

 

そもそも、ソファーは駆除をすることも大事なのですが、繁殖されたらほかの場所より駆除が大変です。つまり、繁殖させないための予防策が、とても重要になってきます。

 

ここからは、ソファーに害虫を繁殖させにくくするための予防方法を、ご紹介していきます。

 

 

定期的に干していく

ソファーの天日干しは紫外線で表面のみを熱くするので、逆効果になるのですが、日陰で干すのは湿気を取り除くのに有効です。湿度が高いところを好む害虫にとってこの方法は、十分な効果が期待できます。

 

 

ダニが嫌う空間をめざす

害虫が寄り付かなくなるハーブの香り(シトロネラ、レモン、ユーカリといった香油)を使用したり、室内掃除、換気、湿度・気温管理をおこなうとよいでしょう。ゴキブリやそのほか害虫・害獣にも効果があることも。

 

シトロネラ・レモン・ユーカリといった香料やハーブは害虫にとっては、危険を知らせる香りになる場合があります。そういった効果を利用するのも、ひとつの手段になります。

 

また室内掃除・換気・湿度や、気温の管理を定期的におこなうことも、害虫の繁殖予防法として有効です。

 

 

ソファーやクッションを新調してみる

そもそもソファーが古すぎて、害虫が繁殖しまっている場合は、いっそのこと新しいものに新調してみてはいかがでしょうか。

 

一度ソファーに棲みついたダニなどの駆除は困難ですし、ソファーを新調することによって、部屋の雰囲気も大きく変わります。また、防ダニタイプのソファーやクッションカバーもありますので、害虫対策にも効果があります。

 

予算に余裕のある場合は、検討してみてもよいかもしれませんね。

 

 

保管場所に気をつける

ダニやノミ、トコジラミも高温多湿を好みますので、ソファやクッションを、高温多湿な場所に保管しておくのは控えたほうがよいでしょう。

 

次に使うときに害虫が繁殖しているだけではなく、ソファーでの繁殖をきっかけに害虫が増殖してしまう場合もありますので、注意が必要です。

 

 

まとめ

 

● カーペットや布団、畳の隙間以外にも、ソファーにダニやノミ、トコジラミが繁殖する

● ソファーに害虫が発生した場合は、駆除しようにも奥深く害虫が逃げていくので駆除しにくい

● ソファーの害虫駆除は天日干しや掃除機での吸引、水洗濯では害虫の駆除をしきれない

● 暗い部屋で害虫を表にだしてからくん煙剤、殺虫スプレー、スチームアイロンなどで駆除をする

● 予防策としては「日陰干し」「害虫が苦手なハーブの使用」「定期的な掃除」がよい

● ソファーが古い場合は、いっそのこと新調するのもひとつの手段