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衣類でも厄介なノミ・ダニの退治の方法!被害にあわないための対策法

衣類でも厄介なノミ・ダニの退治の方法!被害にあわないための対策法

 

布団やカーペットなどに生息し、増殖するダニやノミなどの害虫。被害に遭わないためには、定期的に掃除機をかけてキレイにする必要があります。ただ、それでもダニやノミが付着する場合があります。それは外出しているときにダニやノミなどが付着し、寄生する場合です。

 

ダニやノミなどは、外出したときに衣類に付着し、そのまま家の中に持って帰ってしまう場合があります。付着したダニやノミが原因で部屋の中で繁殖してしまったり、刺してきてかゆみや感染症の原因になったりする場合もあります。

 

そんな被害を防ぐために、衣類に付着した厄介なダニやノミの効果的な撃退法や、予防・対策方法を今回ご紹介させていただきます。部屋の中に侵入させないためにも、この記事を読んで知識を習得し、害虫被害を抑えていきましょう。

 

 

 

目次

 

衣類にひそむ害虫たち…ダニ・ノミ・トコジラミの種類

衣類に付着してくる害虫は主に、「ダニ」「ノミ」「トコジラミ」になります。では、そういった害虫の特徴とは、どんなものなのでしょうか。まずは、衣類に付着してくる害虫のことを知りましょう。

 

 

ダニ

衣類に付着するダニの主な種類は、「コナダニ」「チリダニ(ヒョウヒダニ)」「ツメダニ」「イエダニ」「マダニ」です。

 

この中で衣類にひそみ、人に刺したり噛んだりしてくるのは、ツメダニとイエダニの2種類の場合が多いです。マダニも人にかみついてくる厄介な害虫なのですが、衣類にひそむことはしません。マダニに対しては外出している際、体に付着しないように注意してください。

 

またチリダニは人を刺してはこないのですが、死骸や糞が原因でアレルギーを引き起こしてしまう可能性があります。

 

 

ノミ

ノミの主な種類は「ネコノミ」「イヌノミ」「ヒトノミ」です。この中で衣類に付着してくるのは、ネコノミの可能性が高いです。

 

ネコノミは犬や猫などのペットに付着、寄生をして繁殖していきます。その際に衣類にも飛び移る可能性があるのです。

 

また、外に出ているときに野生のノミが付着する場合もあります。野生のノミが繁殖する時期は、春先から夏になりますので、その時期は注意が必要です。

 

 

トコジラミ(ナンキンムシ)

トコジラミは羽がないので、外出したとき身に着けていたものに付着します。衣類以外にも、カバンなどの小物にも付着してきますので、注意が必要でしょう。また、ほかの人に付着しているトコジラミが自分に付着する場合もありますので、人混みなどにも気をつけてください。

 

また、近年海外で大量発生していることも、注意点といえるでしょう。海外旅行に行った際、現地にてトコジラミを拾ってこないように気を付けましょう。

 

 

 

衣類に付着した害虫の駆除はどうすべき?

衣類に付着した害虫の駆除はどうすべき?

 

どれだけ注意をしていても、ダニ・ノミ・トコジラミが付着する可能性は、十分にあります。それでは衣類に付着した場合、どのような対処法をすればよいのでしょうか。

 

害虫は一度繁殖を始めると大量に増えてしまいます。早めの対応をしていきましょう。

 

 

アイロンのスチームをあてる

ダニ・ノミ・トコジラミなどの害虫は、熱にとても弱いです。その弱点を利用して衣類にスチームアイロンをかけてみましょう。

 

大切な衣類のしわ伸ばしをしながら、害虫の駆除もできますので、一石二鳥の方法といえるでしょう。

 

ただし、熱に弱い繊維に直接アイロンをかけると、傷んでしまう可能性があります。痛ませないように、アイロンをかけるときは当て布をするのがよいでしょう。

 

 

乾燥機の熱で駆除する

害虫が熱に弱いのを利用するなら、乾燥機の熱も有効になります。ただし乾燥機で害虫駆除をする場合は家庭にある乾燥機ですと、熱の温度が足りない場合があります。コインランドリーなどにある、業務用の乾燥機にあてたほうがよいでしょう。

 

また、乾燥機の熱でも、繊維によっては衣類が傷んでしまう場合があります。そういった場合は、業務用乾燥機に入れずにクリーニングに出したほうがよいかもしれません。

 

 

洗濯をする

害虫は熱だけでなく水にも弱いので、洗濯という手もあります。

 

ただし、洗濯で駆除をする場合は、害虫が繊維の根本にしがみついて、流されないようにする場合があります。そうなっては害虫駆除の効果が弱くなってしまいます。基本的にダニなどの害虫の死骸や抜け殻、糞の除去がメインになります。

 

また洗濯機に洗濯ものを詰めすぎると、生き延びてしまうどころか、ほかの衣類に飛び移ってしまう場合もあります。水も浸透しにくくなりますので、その分生き残る確率が上がってしまいます。

 

 

 

もう被害にあわない!衣類のダニ対策

もう被害にあわない!衣類のダニ対策

 

衣類に害虫が付着してしまった場合の対処法がわかったところで、今度はダニが衣類に付着しないようにする、予防法を紹介していきましょう。

 

部屋の中の押入れやクローゼットの中で眠っている衣類を、害虫から守る方法も重要です。室内で保管している衣類の害虫対策について説明させていただきます。

 

 

定期的にタンスの中の掃除を行う

ダニ・ノミ・トコジラミは高温多湿の場所が好きです。また、部屋のゴミやほこりを栄養素としている害虫もいます。

 

そういった意味で、タンスの中は高温多湿でほこりも溜まりやすく、害虫にとって餌の収穫がしやすいといえます。また、定期的に掃除しない場所ですので、ダニなどの害虫が繁殖しやすい場所になります。

 

そんな害虫の発生対策としましては、まずは押入れやクローゼットの中を丁寧に掃除することが大事になります。

 

 

密閉すると害虫が発生しやすくなる

クローゼットや押入れの場所の中に、衣類をカラーボックスなどに収納して、保管している場合もあると思います。密閉状態で保管をしていると、中は高温多湿を維持しやすくなり、害虫が繁殖してしまう場合があります。

 

衣類の収納ボックスから害虫を発生させないためにも、収納ボックス内の定期的な換気や、温度調節をしたほうがよいでしょう。

 

 

防虫剤を使用する

スーパーやホームセンター、インターネットなどで入手できる市販の防虫剤を、衣類が保管されている収納ボックスに入れるのも、ひとつの有効な方法です。

 

防虫剤の種類やカタチはさまざまで、防虫剤を使用する場所や目的で使用する防虫剤の種類は変化していきます。

 

防虫剤を使用したい目的や用途と、使用する場所をちゃんとチェックしてから、防虫剤の取り扱いをおこなったほうがよいかと思われます。

 

 

衣類をしまうまえ・出したあとは洗濯をする

衣類を洗濯せずに収納場所に衣服を戻した場合、衣類に付着した汚れに害虫が集まっていきます。そして害虫が繁殖したり、衣類に穴が開いてしまったりする場合があります

 

また、ダニなどの死骸や糞、抜け殻などが衣類の中に潜んだままにしておくと、アレルギーや感染症を引き起こす原因になってしまう可能性があります。

 

衣類をしまうまえや収納場所から衣類を出したあとは、必ず洗濯をして害虫や死骸などのゴミとホコリをとっていきましょう。

 

 

衣類の取り扱い方に注意する

害虫は外だけでなく、カーペットや布団など、部屋のさまざまな場所に生息しています。洗濯や熱処置を終えた衣類を、害虫の生息するカーペットや布団の上に置いてしまっては、本末転倒です。

 

衣類だけでなく部屋のまわりに掃除機をかけたりして、害虫駆除の対策をすることが重要になります。そのためには、こまめな掃除が鍵となるでしょう。

 

 

まとめ

 

● 外出しているときに衣類にダニ・ノミ・トコジラミなどの害虫が付着する場合がある

● 衣類に付着して人に刺してくる害虫はツメダニとイエダニ

● ペットに寄生しているノミが飛び移ってくる場合もある

● トコジラミは衣類以外にもカバンなどの小物や、他人に付着しているトコジラミが飛び移る場合もある

● ダニ・ノミ・トコジラミは熱に弱いので、スチームアイロンや業務用乾燥機の熱が有効

● 衣類を収納しているところは高温多湿になりやすいので、害虫が繁殖しやすい

● 収納ボックスなどは定期的な換気が必要

● カーペットや布団などにも害虫は繁殖するので、こまめな掃除も必要